ビルド画面の使い方

TemPlat ConsoleからERDやWebなどの設定を変更した場合はビルド画面からビルドを行うことによってソースコードと環境に変更内容が反映されます。
ここではビルドの説明とビルド画面の使い方を説明します。

ビルドについて

ビルド画面から行うビルドにはサーバー、Web、Appの3種類があります。
ビルドはソースコードの生成を行い、生成したソースコードは自動で指定したブランチにPushされます。また、サーバーのmasterブランチ等、デプロイ対象のブランチの場合は環境にも反映されます。
ビルド画面はBuildのパネルの「→ BUILD画面に移動」から遷移することが出来ます。

例えば、ERDを変更した場合はサーバーのビルドを行うことによって、サーバー、Web、AppのAPIを更新することが出来ます。

サーバーのビルド

サーバーのビルドでは、サーバーのソースコードの生成を行います。
サーバーのビルド時にはgitのコメント、gitブランチ名の指定が可能でどれも指定は任意です。
設定が完了したら、右下の「ビルド」ボタンからビルドを行ってください。

gitのコメント

gitのコメントはソースコードのCommit時のコメントになります。
設定は任意ですが、ERDの変更内容を記載しておくと、後々何の変更を行なったかを把握しやすくなります。
また、gitのコメントに関しては後述するWebのビルドやAppのビルドでも同様です。

gitブランチ名

gitブランチ名はソースコードをPushするブランチを指定できます。
設定は任意で、何も指定しないとmasterブランチにソースコードがPushされます。
masterもしくはstgブランチにPushした場合は、Push後にCloud Runに自動でデプロイされます。

なお、こちらに記述した内容含め、後述する内容にはブランチ名の指定がいくつか登場しますが、gitやブランチに関して理解が深くない場合は一旦、全て未指定で進めてもらって問題ありません。
個人開発の場合はブランチ指定をせずにリリースまで行うことも可能です。開発を行なっていく上でブランチが必要になった段階で習得するようにしましょう。

APIの更新

サーバーのビルド時にWebのAPI(サーバーのAPIを呼び出すためのクラス)とAppのAPIの更新も行えます。
これにより、新規テーブル追加後にサーバーのビルドを行うだけで、WebとAppから新規テーブルのAPIを呼び出すことが可能です。

WebおよびAppのAPIの更新はスイッチによって切り替え実行の有効/無効が切り替え出来ます。
なお、WebおよびAppのAPIはサーバーに指定したブランチと同名のブランチを更新しますので、WebやAppでサーバーとは別名のブランチを指定したい場合は、スイッチで無効に切り替えた上で、後術するWebのビルドやAppのビルドから行ってください。

Webのビルド

Webのビルドでは、Web画面のソースコードの生成を行います。
Webのビルド時にはgitのコメント、gitブランチ名、Open API生成元サーバブランチ名の指定が可能でどれも指定は任意です。

gitブランチ名

gitブランチ名はサーバーのビルドと同様にソースコードをPushするブランチを指定できます。
設定は任意で、何も指定しないとmasterブランチにソースコードがPushされます。

Webビルドもサーバーと同様に、masterもしくはstgブランチにPushした場合は、Push後にGAEに自動でデプロイされます。

Open API生成元サーバブランチ名

Open API生成元サーバブランチ名はAPI(サーバーのAPIを呼び出すためのクラス)を生成する元となるサーバーのブランチ名を指定します。
ここで指定するのはWebのブランチ名ではなくサーバーのブランチ名という点に注意してください。
未指定の場合は上記で指定したgitブランチ名が指定されます。
従って、gitブランチ名も未指定の場合はサーバーのmasterブランチからAPIを生成します。

サーバーのstgブランチのAPIをWebのmasterブランチに反映する場合等に使用できます。

Open APIのみ更新する

左下の「OPEN APIのみ更新する」はWebのソースコードの再生成は行わずにAPIのみを更新する場合に使用します。
サーバーとWebのブランチが異なる場合に、サーバービルドからはWebのAPIが更新できないため、こちらのボタンからOpen API生成元サーバブランチ名を指定した上で使用します。

例えば、サーバーのstgブランチからWebのmasterブランチにAPIのみを更新する、といったことが可能になります。

Appのビルド

Appのビルドでは、スマホアプリのソースコードの生成を行います。
Appのビルド時にはgitのコメント、gitブランチ名、Open API生成元サーバブランチ名の指定が可能でどれも指定は任意です。
基本的な設定内容や操作方法はWebのビルドと同様ですが、Appはデプロイ対象がないためどのブランチを指定しても自動でデプロイはされません。

ソースコードの更新のみがされるので、ビルド後は実際のソースコードから確認を行います。