プロジェクトの作成

TemPlatのプロジェクトはアプリケーション単位に作成を行います。
一つのプロジェクトに対し、サーバーとDBが構築され、クライアントはWebとアプリがそれぞれ構築可能です。

新規プロジェクトの作成方法

プロジェクトを新しく作成するにはTemPlat Consoleのログイン後に表示されるTOP画面の『+ プロジェクトを追加』ボタン、もしくは右上『+』アイコンから行ってください。

TOP画面

新規プロジェクト作成画面が表示されたら、画面の指示に従って必要項目を入力してください。

新規プロジェクト作成画面

全体的な流れとしては『GCPプロジェクトの作成』→『GCP側の設定』→『TemPlatプロジェクトの作成』の流れになります。
なお、新規プロジェクトの作成は画面に記載されている内容を行っていただければ完了しますが、それぞれの設定の詳細や分かりづらい箇所を以下で補足します。

1. GCPプロジェクトの作成

『GCPプロジェクトの作成へ移動』からGCPのプロジェクト作成画面に遷移してプロジェクトを作成してください。
ここで設定する「プロジェクト名」や「プロジェクト ID」は任意に決めて頂いて問題ありません。

GCPのプロジェクト作成画面

プロジェクトの作成が完了したら、TemPlatの画面にプロジェクト情報を入力してください。
プロジェクト情報はGCPのTop画面に表示されます。
なお、GCPのプロジェクトを初めて作成した場合は、作成完了後に自動的にTop画面遷移します。

GCPのTop画面のプロジェクト情報

2. GCPプロジェクトの設定

GCPプロジェクトの設定では、『請求先アカウントの作成』と『Service Usage APIの有効化』を行います。
どちらもそれぞれのボタンから設定画面に遷移して行うことが出来ます。
それぞれ簡単に説明すると、『請求先アカウント』はGCPの料金が発生した場合の請求先の設定で、『Service Usage API』はTemPlatが使用するGCPのサービスを自動的に有効に出来るようにする設定です。
不明点がある場合は以下に公式のリンクを記載しますので、必要に応じてご確認ください。

・請求先アカウントの作成
請求先アカウントについて
GCPプロジェクトの課金の有効化

・Service Usage APIの有効化
Service Usage APIの有効化

3. サービスアカウントの作成

作成したGCPプロジェクトに『サービスアカウントの作成』を行います。
サービスアカウントとは、GCPのプロジェクトのアカウントの一種で、実在するユーザーではなくアプリケーションなどのサービスから使うためのアカウントです。
こちらも詳細は公式のリンクを記載しますので、必要に応じてご確認ください。
サービスアカウントについて

なお、ここで作成するサービスアカウントはTemPlatが作成したGCPプロジェクトに対して、操作を行うためのサービスアカウントです。このサービスアカウントを使用することにより、TemPlatがインフラの構築やソースコードの反映を行うことが出来ます。

4. データベースの設定

データベースの設定ではKVSの『Datastore』もしくはRDBの『Cloud SQL』からデータベースを選択します。
それぞれメリットデメリットがありますが、コスト面は『Datastore』が優れており、『Cloud SQL』では月額のコストが必ず発生するのに対し、『Datastore』は無料枠が設定されているのである程度の使用量がない限り発生しません。
そのため、TemPlatをお試しで使って頂く場合は『Datastore』の使用を強くお勧めします。
料金関しての詳細は公式のリンクを記載しますので、必要に応じてご確認ください。
Datastoreの料金
Cloud SQLの料金

なお、それぞれのメリットデメリットは以下の記事でも記載しておりますので、参考にしてください。
データベース(KVSとRDB)の選択
DatastoreのERD設計
CloudSQLのERD設計

Cloud SQLインスタンスの作成

Cloud SQLを選択した場合、『Cloud SQLインスタンスの作成』と『データベースの作成』を行う必要があります。
インスタンスはRDBが構築されるマシンのことで、データベースはアプリケーションがデータを登録する場所になります。
なお、データベースは複数作ることが可能で、環境別に構築するといったことも可能になりますが、後ほど変更可能なので、ここでは一つ作成しておけば問題ありません。

5. TemPlatプロジェクトの作成

ここまででTemPlatプロジェクトの作成に必要な設定は完了です。
設定した情報をもとにTemPlatがGCPプロジェクトにインフラを構築します。
ここでは10分程度時間がかかりますので、しばらくお待ち下さい。
なお、プロジェクトの作成後に役立つ使い方を以下に記載しますので、作成を待っている間に是非ご確認ください。
ERDの作成
ソースコードのクローン(取得)
ソースコードの修正
ローカルでの動かし方

6. TemPlatプロジェクトの準備完了

TemPlatプロジェクトの作成が完了するとERDの設定や、データ管理画面等、TemPlatの全ての機能が利用可能になります。
『ホーム画面へ進む』からTemPlatのホーム画面に遷移し、Swagger UIでAPIの挙動を確認、データ管理画面でデータ操作の確認、ERDの更新等、自由にTemPlatの機能をお試しください。

TemPlatプロジェクト作成完了